おこしやすネットサルその他トップトルネコ3(PS2) 不思議の宝物庫素潜り 攻略ほか>このページ
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【このページの目次】

始めに

序盤(特に14Fまで)のおおめだま出現階にて

中盤(特に30Fや33F)のおおめだま出現階にて

51F以降の3体召喚稼ぎ中にて

51F以降の階段探し中にて

ほかにも……

話のまとめ


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始めに

運が関わる嫌な出来事に遭ったときに、「それ」が本当に不運なレアケースとみなしていいのかは、
十分に考える必要があります。

まずは例を挙げて解説していきます。


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序盤(特に14Fまで)のおおめだま出現階にて

経験値目当てに巡回し続けていると、ベリアルとおおめだまが同時に来て、
どうしようもなく混乱ハメされてしまったという倒され方。

これは不運なんかではなく、そうなって当たり前の出来事です。
おおめだま出現階で巡回している以上、こうなる可能性は常にあります。
例えるなら、おおめだま1体ごとに、1%でベリアル混乱ハメがついてくるようなものでしょうか。
1%を引くこと自体は一見すると不運ですが、巡回し続けておおめだまと合計100体会ったとしたら、
その100体のどこかでベリアル混乱ハメを引くのは当たり前のことだということがよくわかると思います。
混乱ハメをされたときに「今までそれを99回繰り返して平気だったのに……」と思いたくなるかも
しれませんが、それは1%の事象を99回も回避してきたという、今までが幸運だっただけのことです。

余計な巡回をするしない自体はプレイヤーの自由ではあるものの、そのせいで倒されたとしても、
それは余計な巡回をしたプレイヤーのせいであり、運のせいにしていいものではありません。
プレイヤーには、階段発見後に階段部屋から出ずじっとしているという選択肢があるのですから。


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中盤(特に30Fや33F)のおおめだま出現階にて

上ではポポロの身の安全の話でしたが、次は待機組の話をします。
部屋の角を地雷拡張して、非戦闘員の攻撃力を下げて、配置して、巡回。
待機組のところにおおめだまが現れて、ずっとにらみつけられ続けて……ゴールデンスライム!
マダンテを使われるも、やはり混乱し続けているため敵を倒せず、待機組全滅。

これは上と比べると予防が比較的難しいですが、それでも、
不運なレアケースとみなしていいかというと疑問が残ります。
ゴールデンスライムを含む敵2体がいきなり現れたのならそれは不運とみなしてもいいと思いますが、
このケース、おおめだまに何ターンにらみつけ続けられたでしょうか?
また、おおめだまに長時間にらみつけ続けられることになる可能性はどれだけあったでしょうか?

長時間にらみつけ続けられるというのは、ゴールデンスライムを含む敵2体
という状況が作り出される試行回数を稼がれてしまっているということになります。
そのため、これに対して全くの無防備でいると、数ターン程度の崩壊確率はごくわずかであっても、
積み重ねによって崩壊確率は無視できない数字になっていく場合があります。

これに対しては、
部屋中を敷き詰めて神湧きを防いだ上で、シェルター周辺に固める配置ではなく
出入り口を戦闘員で封鎖する配置にする、
または通路待機にする、
といった予防手段があります。

30Fがわかりやすいですが、私は、
シェルターに入れた非戦闘員を守る戦闘員はキース、その隣にベホマンを置くという配置にして、
混乱ハメされてベホマも何もできないままエビルエスタークに倒されたことがあります。33Fですね。
これは30F以外でも起こりうる出来事です。


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51F以降の3体召喚稼ぎ中にて

A.地雷拡張空間に召喚させる敵と戦う仲間は健康ラプラス2体だけという配置で稼ぎ続けて、
 マダンテされる→ルカナン+ルカナン+ゴールド投げ外し→ゴールデンスライムにラプラスが倒される

B.ゴールデンスライムが2体召喚されたときのことを想定しない稼ぎ方を繰り返して、
 実際にゴールデンスライムが2体召喚されてマダンテで仲間が倒される。

C.出入り口封鎖を4飲みポムポ1体に丸投げする稼ぎ方を繰り返して、
 ゴールデンスライムが来る→マダンテされる→ポムポ外す→ゴールデンスライムにポムポが倒される

これらに対して不運の主張はできません。
召喚稼ぎは51F以降だけに限定しても何百回とするものです。
1回あたりの崩壊確率は1%未満だとしても、膨大な試行回数によって、
一度でも崩壊する確率というものはどんどん高まっていきます。

これらに対しては、
ケースAでは、健康ラプラス2体に加えて封印ラプラス1体も置く、
ケースBでは、ゴールデンスライムが2体召喚される可能性をちゃんと想定した安全な配置にする、
ケースCでは、出入り口付近を地雷拡張して、4飲みポムポだけでなくラプラスも置く、
といった予防手段があります。


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51F以降の階段探し中にて

A.どうしてもやむを得ずワナチェックしていないマスへ行かなければならず、移動。
 召喚のワナを踏んでしまう。まともに逃げられず、倒される。

B.横長フロアのとある丁字部屋にて、ポポロたちが通ってきた通路と、先行ラプラスが行こうとしている通路、
 とは別の、第三の通路から敵が来たせいで、先行ラプラスが回収できず、倒される。

次は試行回数とはちょっと離れた、変わったところから。
これらはさすがにどうしようもないようにも思えますが、倒される可能性を下げる工夫が何もないのかというと
そんなこともありません。

まずはケースAから。
召喚のワナを踏んだとき、どういう移動をしていましたか?
#・・・・・#
#・・・・・#
#@・・・・#
#・ラ・・・#
#・・ラ・・#
###・###
ここで上へ行って召喚のワナを踏んだ場合、通常は確実にこうなります。
#敵敵・・・#
#@敵・・・# ポポロが1耐えもできない状況だと高確率で冒険終わりますね。
#ラ敵・・・# (終盤はもちろん、階段探しに手間取っていると51Fでも1耐えできない状況はありえます)
#・ラ・・・#
#・・・・・#
###・###
一方、右上へ行って召喚のワナを踏んだ場合はというと、例えばこのようになります。
#・敵敵・・#
#・@敵・・# この場合、左下へ行くことで、ラプラスが倒されない限り
#・ラ敵・・# ポポロが倒される可能性はありません。
#・ラ・・・#
#・・・・・#
###・###
右上移動召喚の場合、召喚される敵の位置はほかにも数種類ありますが、そのうちのほとんどは
この例と同様に比較的安全に逃げることが可能です。
地味ながら、ラプラスと入れ替わらずに済むのもいいですね。
上移動召喚と比べると、生存確率には天と地ほどの差があります。

次はケースB。
この図はマップの縮小版として見てください。□が部屋、―|が通路です。
@のいるところは部屋で、今は先行ラプラスを回収できて安全な状態です。
□―□
| | |
□―□―@―
ここで上へ行った場合、こうなっている可能性が考えられます。
□―□ @―
| | |
□―□―□―
一方、右へ行った場合はというと、こうなっている可能性が考えられます。
□―□
| | | |
□―□―□―@―
違いは出入り口の数です。
そしてこれには大きな意味があります。
上へ行っていれば第三の通路なんてものはありませんから、そのぶん先行ラプラスが回収できない事態になる
可能性が下がります。
とにかくにげて先行巡回では、危険度が比較的低い場所から巡回して、比較的余裕があるうちに
安全な陣地を広げておくことが重要です。
先行ラプラスが遠くへ行ってしまっても、ワナチェック済みの部屋を経由できるなら
そのぶん回収が楽になりますから。
ちなみに、右へ行っても出入り口が1本しか続いていないという可能性はありますが、
そういう可能性を考慮するなら上へ行ったときに出入り口がなく行き止まりという可能性もあります。
そして、上が行き止まりだとわかっていれば、先行ラプラスが遠くへ行ってしまったときに
地形的にできることのない先回り作戦なんてことを考えずに済みます。
そのため、上と右のどちらでもいいではなく、明確に上へ行くほうがいいです。

ケースAで上へ行っていたり、ケースBで右へ行ったことで冒険失敗につながったとしても、
それはどうしようもない不運などではなく、プレイヤーのミスです。
あちらへ行くかこちらへ行くか、たったそれだけの何気ない動きにまで、大きな差が隠れているんです。


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ほかにも……

引っ越しの危険度を正しく認識して引っ越しの回数を減らすとか、
仲間を待機させた部屋に新規敵が湧いたことを確認してから引っ越しとか、
階段発見後、開幕部屋へ戻って稼ぐときは、各部屋の出入り口にアイテムを置くとか、
〃、入室後隣3マスにもアイテムを置くとか(ラプラスかポムポを先行させる場合)、
ビッグモアイの石像が降り立ったことのあるマスをワナチェック代わりとして利用するとか、
稼ぐ予定なら、壊さなくてもよい踊りの石像や岩とばしの石像などは壊さないとか……
運負けの可能性を減らすための要素はまだまだ山ほどあります。


アスカ見参あたりの作品で、部屋の真ん中にある矢のワナはあまり利用できない一方で
壁際にある矢のワナは矢稼ぎに使えますから、壁際を歩こうとしますよね?

シレンGB2あたりの作品で、通路にて敵の真後ろにドラゴンがいるという状況で
ドラゴンの炎の息で削ってほしいと思った場合、部屋まで戻ったあと
縦または横への直進移動だと、ドラゴンが削ったあとのとどめを外したら
ドラゴンがその敵を倒してスカイドラゴンになってしまうおそれがありますが、部屋まで戻ったあと
斜め移動をしていれば、ドラゴンが削ったあととどめを刺す直前に縦または横に動けば、
とどめを外してもドラゴンがその敵を倒してしまう可能性はありませんし、
自分でその敵を倒した直後に炎の息を受けるようなこともありませんから、
部屋まで戻ったあとは縦横ではなく斜め移動をしようとしますよね?
#・・・・・・   #・・・・・・   #・・・・・・
・ド・・・・・   ・ド・・・・・   ・・・・・・・
#・・・・・・ → #・・・・・・ → #・ド・・・・
#・・敵・・・   #・・・・・・   #・・・・・・
#・・・@・・   #・・・敵・・   #・・・・・・
#・・・・・・   #・・・・@・   #・・・・敵@

もっと、ごくごく一般的そうなことで例えると、
アイテムを使って敵を混乱させてから倒す考えのとき、敵を通路まで誘導してから混乱させるのではなく
部屋の中で混乱させて、ふらふらと逃げ回られたときに「運が悪い」と言っても、
「いやこれ運に責任転嫁するのはちょっと……」「悪いのは運じゃなく部屋で混乱させるあなた」
と突っ込まれますよね?

私が今回伝えたい運負けを減らすための話も、こういうことと同じレベルで
そこら中にありふれているものなんです。全部なんてとても書き切れません。
あなたのことを不思議のダンジョン素人と言っているわけではありませんが、
不思議のダンジョン素人のためにあらゆる場面別での立ち回り方の解説を網羅することなんて
できないのと同じ話です。
(それでも、解説するほうがよさそうなことはできる限り解説していきたいとは思っていますが)


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話のまとめ

「0%と100%以外信用してはならない」という心がけをしている人は多いと思います。
これはよい心がけですが、その一方で、0%と100%以外の確率の世界(試行回数の世界とも言う)
に対する認識が発展途上段階にある人もまた多いと思います。
上のほうでも書きましたが、1%の確率で倒される行為を100回(100種類)していたら
倒されて当たり前であり、不運でも何でもないです。
(ついでに書くと、1%の確率で倒される行為を51回でもまだ怪しいです。
 複数回の冒険で見ると、倒される冒険のほうが多いということになるので)

1%の確率で倒される行為を100回しているなら、それを50回未満へと減らす。
100回から減らせられないなら、1%を0.5%未満へ下げる。
あるいは「0.7%未満の確率で倒される行為を70回未満する」にする。
こういった要素に気を配ることはとても重要です。
一つ一つの要素の影響力は小さくても、積み重ねによって決して軽視できないほどの差へとつながります。

「ピンチを脱せるのが中級者、ピンチに陥らないのが上級者」
よく言われる言葉ですが、その上級者はこの運負け回避もうまいと思います。
(ですが実際は残念なことに、こういう気配りは第三者が動画を一見しても気づけず、
 感想も「不運な展開がなかっただけ」「運がよかっただけ」などで終わってしまいがち、
 結果、自身のミス(不運とみなされる)によってピンチに陥っては何とかピンチを脱するという
 中級者のほうが「うまい」「不運に負けない実力がある」と評価されがちなのが実情ですが……)


●人のプレイ動画を漫然と見ているだけでは気づけない。
●新知識、目からうろこが落ちるような立ち回り、エンターテインメント性……
 そういった要素がないため、注目しない。気に留めない。
●一朝一夕で身につくわかりやすいテクニックではない。不運なレアケースとみなさず
 確率と向き合う認識をした上で、日頃の様々な場面から地道に拾い上げていかなければならない。
●「運が悪かった」「(特に私のこの話に対し)所詮運」の一言だけで終わらせることが可能。
●運のせいにすれば自分は悪くないという言い訳にできる。
●「運が悪かったのではない。プレイヤーが悪い」と指摘されて、いい気はしないプレイヤーは多い?
 そのため、気づいた視聴者がいても口にしづらい?

といった要素のせいか「0%と100%以外信用してはならない」と比べて発展が遅れているこの世界ですが、
「運が悪かった」「これはどうしようもない」「仕方ない」などの一言だけで終わらせる前に、
原因は自身にあるのではないか、自身の立ち回りによって改善できる部分が本当に一切ないのか、
本当に運のせいにしてよいのか、などについて十分に考えていきたいものですね。
運が悪かったでは済まされないことを運が悪かったで済ませようとするのはよくないです。
いつも運が悪いと思い込んでいるなら、それは運が悪いのではなく立ち回りが悪い・実力不足です。


不思議のダンジョンは知識や経験が重要とよく言われますし、それは私も同意ですが、
今回の話の多くは、特別な知識や経験を必要としません。
特別なことをしなくても、考えるだけで運負け要素を減らせるんです!
自らを運が悪いほうだと思い込んでいる人にとってはとてつもない朗報ではありませんか?


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